2022.04.28
久しぶりにクローゼットから革バッグをだしたら、型崩れしていた…
革バッグを使用しているうちに変な型がついてしまった…
そうお困りではありませんか?
まず、型崩れしてしまった革バッグを自宅で直そうとするのはおすすめしません。
なぜなら、インターネットに載っている
・ドライヤーで温める
・クリームをたっぷり塗り、揉んで柔らかくする
・バッグの中に詰め物をして、しばらく置いておく
といった自宅で出来る対処法は、あまり効果が期待できない上に、最悪革の質感などが変化してしまう可能性があるからです。
そもそも修理経験豊富なプロですら、一つ一つのバッグに合った方法を見極め調整しながら型崩れを直していきますので、それを一般の人が行おうとするのは難しいとご理解いただけるでしょう。
また、
・本体の一部分が深くへこんでいる
・持ち手の跡がくっきり本体についている
など、【局所的な】革バッグの型崩れに関しては、根本的に直す方法はありません。
なぜなら、そういった型崩れは革自体が伸びて起こっているからです。
一度伸びてしまった革を完璧に元に戻すことはかなり難しい為、一時的に状態が良くなったとしても再発する可能性は高いと思います。
しかし、
・クローゼットにしまい込んでいたら、バッグ自体の重みで歪んでしまった…
・使用を続けるうちに、形がゆがんできた…
といった【全体的な】型崩れの場合、プロならばバッグの構造に併せて「外側」だけでなく「内側」からも修理できるので、再発を防ぎなるべく長く綺麗に使用できるようになるでしょう。
その為、今回は「全体的に型崩れしてしまった革バッグ」にフォーカスしてお話していきます。
このコンテンツには、「全体的に型崩れしてしまった革バッグで悩んでいる人」に向けて、
・全体的に型崩れした革バッグの対処を自宅で行うのはおすすめしない理由
・修理のプロが全体的に型崩れした革バッグを直す方法と修理事例
など、バッグの型崩れ関連の修理を年間330本行うリペアスタジオNAMEが、専門的な視点からわかりやすくまとめた有益な情報が載っています。
このコンテンツを読めば、きっとあなたのお悩みも解決するでしょう。 是非最後まで、お付き合いください!
1. 型崩れした革バッグの対処を自宅で行うのはおすすめしない理由
型崩れしてしまった革バッグを自宅でどうにか直そうとするのは、修理のプロとしておすすめできません。
それは、今より状態が悪くなってしまう可能性があるからです。
インターネットに載っている、「自宅で出来る」と紹介されている型崩れの直し方は大きく分けて以下3つです。
・ドライヤーで温めて革を柔らかくする
・革用クリームをたっぷり塗り、揉んで柔らかくする
・バッグの中に詰め物をして、しばらく置いておく
まず、よく見る「ドライヤーで温めて革を柔らかくする」という方法ですが、革にドライヤーの使用は控えた方が良いでしょう。
なぜなら、ドライヤーの温風によって革内部の水分が抜け
・ひび割れ
・収縮
・焼け
などが起きる可能性があるからです。
どうしてもドライヤーを使用したい場合は、一部分に集中して温風が当たらないよう注意しながら、革が温まりすぎないように作業すべきですが…その加減ははっきりした基準がないので、自宅で作業するには難易度が高いですね。
また、「革用クリームをたっぷり塗り、揉んで柔らかくする」方法についてですが、過剰な量の革用クリームは革にとって毒となります。
それは、クリームを塗りすぎることによって
・シミができる
・カビが生える
・色味が変化する
といったトラブルの原因になるからです。
また、革を柔らかくしようとして強すぎる力で揉んでしまうと、シワが入ったり、革が痛むことも…。
せっかく型崩れを直して綺麗な状態にしようとしているのに、余計なトラブルを招いてしまったら悲しいですよね。
次に、「革バッグの中に詰め物をして、しばらく置いておく」という方法です。
バッグの中に詰め物をするのは、≪これ以上の型崩れを防ぐため≫には有効だと思いますが、≪型崩れを直すため≫には少し効果が弱いように感じます。
元々柔らかい革であれば少々改善されるかもしれませんが、厚みがあったり硬めの革に関しては根本的な解決にはならないでしょう。
以上のことから、「自宅で行える型崩れの直し方は、革バッグの型崩れが直る可能性が低い上に、型崩れ以外のトラブルを招いてしまうリスクもあるので、おすすめできない」という事実がお判りいただけたかと思います。
それでは、プロに型崩れしてしまった革バッグの修理を依頼するとどうなるのか?
実際の修理事例写真や料金と共に、次の章で見ていきたいと思います!
2. 修理のプロが型崩れした革バッグを直した事例4つを紹介【写真あり】
ここでは修理専門店の一例としてリペアスタジオNAMEを例にとり、
・プロは全体的に型崩れした革バッグをどのように修理するのか
・仕上がりはどうなるのか
・実際の修理料金はいくらなのか
といった具体的な情報をお伝えしていきます。
まず、NAMEでは全体的に型崩れした革バッグに対して、内側に芯を入れる「芯入れ」という修理を施し、型崩れを起こす前の状態を再現してお返ししています。
「外側」である革のシワ等にももちろん対処するのですが、革バッグの「内側」へ【芯】をいれることによって、元の形を保てるようにします。
さて、革バッグの内側に【芯】を入れるには、
・革の種類
・バッグの構造
・型崩れの状態
など様々な条件のもと、ベストな方法と最適な【芯】を選ぶ必要があるので、それまでの経験と蓄積された知識が特に重要な修理です。
また「芯入れ」には、【芯】を革バッグの内側に入れるために、ステッチをほどいたり、革同士の接着面(コバ)に塗ってある塗料を剥がす工程が発生するので、
・ステッチを縫い直す
・コバの塗料を塗り直す
といった作業が必要になります。
このステッチや塗料の色が少しでもずれてしまうと、違和感ある仕上がりになってしまうので、いかに元となじませて仕上げるかが職人の腕の見せ所です。
そういった意味では、修理専門店によって仕上がりに差が出やすい修理と言えるかもしれません。
では、ここからはリペアスタジオNAMEにて実際にお修理した以下4つの事例をご紹介します。
≪芯入れ≫ 基本料金:¥14,850~
修理内容:芯入れ
修理料金:¥19,800(税込み)
修理内容:芯入れ
修理料金:¥19,800(税込み)
修理内容:芯入れ
修理料金:¥19,800(税込み)
修理内容:芯入れ
修理料金:¥14,850(税込み)
いかがでしょうか?
4つとも
「また使えるようになって嬉しい!」
「予想以上に綺麗になって驚いた!」
と、とてもお客様に喜んでいただけた事例です。
3. 型崩れした革バッグの修理にNAMEがおすすめの理由
革バッグが型崩れしてしまった時に、NAMEへの修理依頼がおすすめの理由は3つあります。
・2000種類以上のミシン糸の在庫がある
・調色専門の職人がいる
・年間330本の型崩れ関連の修理実績がある
それぞれについて詳しく見ていきましょう!
3-1. 2000種類以上のミシン糸の在庫がある
NAMEには、2000種類以上の糸在庫があります。
先述の通り、「芯入れ」の修理には「ステッチを縫い直す」工程が発生する場合があります。
これは、バッグの「内側」にアクセスするために、一度ステッチを解いているからです。
その解いたステッチを縫い直した部分の糸色や太さが異なると、そこだけが目についてしまい全体的な印象に影響を与えるため、その縫い直しを行う際は使用する糸によって仕上がりが大きく変わるでしょう。
その為、ステッチを縫い直す際の糸選びはとても重要なのです!
さて、NAMEには色や太さの違いで分類すると2000種類以上の糸在庫があります。
その中には、有名ブランドでも使用されている糸も有り、NAMEではそれを海外から取り寄せ修理に使用しています。
だからこそ、海外製の商品にもなじむ糸が選択でき、縫い直した部分も違和感の無い仕上がりとなるわけです。
つまり、豊富な糸在庫を所持しているNAMEだからこそ、縫い直ししたところがわからないほどのクオリティで仕上がり、元のバッグの雰囲気のまま使用できます!
3-2. 調色専門の職人がいる
NAMEには、「色を作り出す=調色」の専門職人が在籍しています。
先述の通り、「芯入れ」の修理には「コバの塗料を塗り直す」という工程を経る場合があります。
これはステッチの縫い直し同様、バッグの「内側」にアクセスするために発生するのですが、その塗り直す塗料の【色】は、最高の仕上がりにするための重要な要素の一つです。
なぜなら、元の塗料の色と、塗り直した塗料の色が少しでも異なってしまうと、そこだけ浮いた印象になってしまうからです。
その為、塗り直す塗料は元の色を再現する必要がありますね。
「このブランドの、このバッグは、この色の塗料を使っている。」
といった色見本のようなものは存在しませんし、使用年数・使用状況によって同じ商品でも塗料の色変化は異なります。
従って、職人は目の前の商品だけを頼りに、どんぴしゃな色を作り出さなければなりません。
経験のある方もいるかもしれませんが、目当ての色を素早く作り出す、というのはとても難易度が高い作業ですよね。
だからこそ、それまで実際に触ってきた商品の数や修理で得た知識によって、作り出す色のクオリティが決まるといっても過言ではありません。
その点、NAMEには調色専門の職人が在籍しています。
専門ということは、日々多くの色を作り出し、多くの知識と経験を積み重ねている、ということですね。
つまり、圧倒的な数の調色をこなし続けている専門の職人が在籍しているNAMEなら、塗り直しした部分がわからないほどのクオリティで仕上げることができる、というわけです!
3-3. 年間330本の型崩れ関連の修理実績がある
NAMEには、年間330本もの革バッグの型崩れ関連の修理実績があります。
先述のとおり、「芯入れ」という修理は
・バッグに使用されている革の種類
・バッグの構造
といった条件から、【そのバッグに最適な芯の種類】や【芯を入れる最適な場所】を正確に導きださなければなりません。
その為、最高のクオリティでお客様の手元にお返しするには、それまでに培ってきた知識・経験をフルに活用する必要がありますね。
NAMEは、ありがたいことに今まで多くの修理をご依頼いただき、バッグの型崩れ関連の修理に関しても年間330本と確かな実績があります。
だからこそ、お客様にご満足いただける品質へと仕上げるだけの自信が私たちにはあります。
つまり、型崩れした革バッグを確かな修理実績を持つNAMEにお任せいただければ、再び最善の状態で気持ちよく使用できるようになるでしょう!
4. まとめ
今回のまとめです。
・全体的に型崩れした革バッグを自宅で直そうとするのはおすすめしない
・プロなら、「内側」から型崩れを直せるので再発防止も期待できるし、綺麗に仕上がる
・革バッグの全体的な型崩れなら、糸在庫が豊富にあり調色専門の職人が在籍する上に年間330本もの型崩れ関連の修理実績があるNAMEがおすすめ!
このコンテンツを読むことで、あなたの「型崩れした革バッグについての悩み」が解決したなら幸いです!
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